前田健人が経営者と話すとき、必ずするPRの話
そのPR、間違ってはいない。でも“勝ち筋”じゃない
今日はちょっと、いつもと違う角度から話します。
PRのノウハウとか、SNSの運用方法とか、
正直、そんな話はもう世の中に溢れています。
でもね。
僕、前田健人が経営者と話していて
「あ、この人の会社、PRでつまずくな」
って一瞬で分かるポイントがあるんです。
しかもそれ、
広告費が足りないとか、
広報担当が優秀じゃないとか、
そういう分かりやすい話じゃない。
もっと根っこの話です。
結論から言います

PRが失敗する会社には、必ず「現場の声が届かない構造」がある
あなたの会社には
「広報部」と「現場」がありますよね。
この二つ、ちゃんと会話していますか?
ここ、めちゃくちゃ重要です。
多くの会社でPRが失敗する原因は、
「発信のセンス」でも
「メディア選定」でもありません。
情報の出どころが、最初から死んでいる。
これです。
広報部は、現場を知らない
現場は、PRのことを考えていない
これ、かなりの確率で起きています。
広報部はこう思っています。
「何か発信できるネタ、ありませんか?」
現場はこう思っています。
「忙しいし、それどころじゃない」
結果どうなるか。
・無難な実績
・当たり障りのない取り組み
・誰の感情も動かさない記事
そりゃ、響かない。
でもね、現場には宝の山が眠っています。
- お客さんに言われて嬉しかった一言
- クレームから改善したリアルな話
- 誰にも言ってないけど、地味に誇ってる工夫
これ全部、
めちゃくちゃ強いPRネタです。
なのに、上に上がってこない。
なぜか。
理由は一つ

経営者が「PRは大事だ」と本気で語っていないから
ここ、耳が痛い人多いと思います。
社員は、
社長が何に熱を持っているかを見ています。
数字の話をする時だけ声が大きい社長。
コストの話だけ細かい社長。
PRの話になると「広報に任せてる」社長。
その空気、
社員は100%、察しています。
だから現場はこうなる。
「これ、わざわざ言わなくていいか」
「忙しいし、後でいいか」
結果、PRのネタは死ぬ。
前田健人は、PRを「部署の仕事」にしない
僕は、PRを
広報部の仕事だと思ったことが一度もありません。
PRは、
会社の熱量そのものです。
だから僕は、社員にこう言います。
「それ、誰かに自慢できる仕事じゃない?」
「今の話、外に出したら絶対刺さるよね?」
「それ、俺が聞いて面白いんだから、世の中も面白いよ」
PRネタを“集める”んじゃない。
熱量を拾いに行く。
この感覚がないと、
どんな仕組みを入れても形だけになります。
社員の熱量は、最高のPR資源だ
断言します。
一番強いPR情報源は、
社長でも、広報部でもない。
現場で働く社員の感情です。
- 悔しかったこと
- 乗り越えた瞬間
- ちょっと誇らしい成功
これを言語化できる会社は、
PRで負けません。
逆に言うと、
社員が「何も語らない会社」は
外に出せる物語が存在しない。
PRは「発信」じゃない
社内の行動基準だ
ここが一番、誤解されている。
PRって
「外に向けて何を言うか」
だと思われがちですが、
前田健人は、こう考えています。
PRは、社内でどう振る舞うかの延長線。
- どんな行動が評価されるのか
- 何を誇っていいのか
- どんな挑戦が“会社らしい”のか
これが社内で共有されていない会社は、
外に何を出してもブレます。
僕がPRの相談を受けたら、最初にやること
いきなり
「記事書きましょう」
なんて言いません。
まず聞くのは、これです。
「社長、最近一番ワクワクした社内の出来事、何ですか?」
ここで詰まる会社は、
PR以前に、エネルギーが内側で滞っています。
逆に、
ここで話が止まらない社長の会社は、
PRが伸びるスピードも速い。
最後に、社長へ

もし今、
PRがうまくいっていないなら、
それはスキル不足じゃない。
社内の熱量が、外に出ていないだけです。
社員の声に、もっと耳を澄ませてください。
そして、社長自身が
「それ、めちゃくちゃ面白いじゃん」
って本気で言ってください。
PRは、テクニックじゃない。
温度です。
僕、前田健人は、
そう信じて、ずっとやってきました。
もしあなたが
「うちの会社、もっと面白くできる気がする」
そう感じているなら、
それ、正解です。
あとは、その熱をちゃんと外に出すだけ。
次は、その話を直接しましょう。
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