スタートアップ経営者が学ぶべき森宣博の思考法|迷った時の向き合い方
スタートアップの経営は、正解のない決断の連続です。
しかし、ここで最も避けるべきは「迷って手が止まること」です。
私が迷いや不安を感じた際、思考のループから抜け出し、
即座に行動へ移すために実践している
3つの「思考の外部化」プロセスを紹介します。
1. まずは「紙」に書き出し、脳内ループを止める
「頭でよく考える」というと聞こえは良いですが、多くの場合は思考が堂々巡りしているだけです。
これは「前進」ではなく「停滞」です。
迷ったらまず、紙とペンを用意します。
箇条書きでも、汚い図でも構いません。
頭の中にあるモヤモヤを、物理的に視覚化します。
不思議なことに、書き出して客観的に眺めるだけで
「なんだ、課題はこれだけか」「ここがボトルネックだったのか」と、解決策が一瞬で見えてくることが多々あります。
脳のメモリだけで処理しようとせず、紙という「外部メモリ」を使うことが第一歩です。
2. 事前に決めた「相談相手」に話す(壁打ち)
話すことが好きなタイプであれば、人に話すのが最も有効な整理術です。
「友人に悩みを相談していたら、話している途中で自分で答えに気づいてしまった」
そんな経験は、誰にでもあるはずです。
言葉にすることで、曖昧だった思考に輪郭が生まれるからです。
重要なのは、悩んでから相手を探すのではなく、事前に「ビジネスならAさん」「プライベートならBさん」
と、信頼できる相談相手を決めておくことです。
タイムラグなく相談し、即座に思考を整理することで、
行動の停滞を防ぐことができます。
3. AIを「思考の壁打ち相手」として使い倒す

今はChatGPTやGeminiなど、AIも優秀な壁打ち相手になります。
AIへのプロンプト(指示)を入力すること自体が、
「書き出しによる整理」になりますし、即座にフィードバックが得られるのが大きな利点です。
ここで重要なのは、AIの回答を鵜呑みにしないことです。
もしAIの回答に違和感を覚えたら、「自分は逆の考えを持っていたんだ」
と気づくことができます。
AIを正解マシンとして使うのは思考停止ですが、
自分のスタンスを明確にするための「鏡」として使うのは、非常に有効な戦略です。
4. 「聞く」だけで課題の半分は解決する
技術的な解決策を提示する前に、私は徹底的に相手の話を聞くことを重視しています。
顧客は「解決したい技術的課題」と同時に、「未解決の状態でモヤモヤしている不安」を抱えています。
相手が思いの丈をすべて話しきった時点で、実は悩みの半分(精神的な不安)は解消されているケースがほとんどです。
残りの半分を技術で解決すれば、満足度は100%を超えます。
単なる作業者ではなく、よき理解者として話を聞くこと。
これが、心の底からの信頼を築く鍵です。
結論|迷いは、外に出した瞬間から動き出す
迷っている時、その答えは頭の中を探しても見つかりません。
紙に書く。
人に話す。
AIに投げる。
これらに共通するのは、「思考を外に出す」という行為です。
悩みを脳内に留めずアウトプットすることで、迷いは「感情」から「タスク」へと変わり、解決に向かって動き出します。
最後に

迷いの中で下してきた判断や、行動に移すまでの思考プロセスは、それ自体が経営者としての「判断軸」です。
ネクサスメディアでは、スタートアップ経営者や事業責任者が培ってきた
こうした思考や決断の背景を、誇張せず、読み物として丁寧に記事化しています。
成功談である必要はありません。
「どう考え、どう決めてきたか」という過程こそが、信頼につながるブランディングになります。
もし、これまでの経験を一度言葉にして整理してみたいと感じたら、ネクサスメディアで記事という形にしてみてください。
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